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Excel ブックのユーザー設定のプロパティと SharePoint の列:写しに残ることがある案件番号・担当者・状態

最終更新日:2026 年 10 月 28 日

要点:.xlsx は、作成者や会社名のほかに、だれかが[ユーザー設定]([カスタム])タブで加えたプロパティを持つことがあります。SharePoint のドキュメント ライブラリに置かれたことのあるブックなら、ライブラリ側のプロパティも持つことがあります。コンテンツ タイプ、状態、そしてライブラリの列の値(案件番号、担当者、取引先など)です。SharePoint 2007 向けの Microsoft の資料はこれらの値を文書そのものに格納すると説明しており、今の SharePoint について同じことを説明したページは見つかりませんでしたが、ライブラリから出した写しにも残ることがあります。[ファイル]→[情報]と[詳細プロパティ]の[ユーザー設定]タブを見たうえで、ファイルの写しの中も見てください。列の値はプロパティのパーツではなくカスタム XML のパーツにあり、ライブラリの外の写しでそれが[情報]に出るかどうかを説明した Microsoft のページは見つからなかったからです。

この記事は Excel のブックについて書きます。Word の同じプロパティと、テンプレートがそれをどう埋めるかはWord のプロパティの記事に、ほかのファイルへのパスはExcel に残るフォルダーのパスの記事にあります。Word 文書のカスタム XML 全般(Excel のブックにも同じパーツがあります)はWord のカスタム XML・埋め込みの記事にあります。

プロパティは 4 種類

Microsoft のページ「Office ファイルのプロパティを表示または変更する」は、「ドキュメントのプロパティには次の 4 種類があります。」として、標準のプロパティ(作成者、タイトル、件名など)、自動的に更新されるプロパティ、カスタム プロパティ、ドキュメント ライブラリのプロパティを挙げています。カスタム プロパティについては「カスタム プロパティの値の種類には、テキスト、時刻、数値があり、"はい" または "いいえ" の値を割り当てることもできます。」「提案された名前の一覧から選択することも、独自の名前を定義することもできます。」と書いています。ドキュメント ライブラリのプロパティは「ドキュメント ライブラリ、Web サイト、またはパブリック フォルダー内のドキュメントに関連付けられているプロパティ」で、「ドキュメント ライブラリからドキュメントを Word、Excel、または PowerPoint で開くときに、[ファイル>情報] を選択してこれらのドキュメント ライブラリのプロパティを編集および更新できます。」とあります。

Excel の画面では、カスタム プロパティは[詳細プロパティ]のダイアログのタブで見ます。そのタブの名前は、同じページでは[カスタム]、ドキュメント検査について説明したページでは[ユーザー設定]と書かれています。この記事ではタブを[ユーザー設定]と呼び、そこで見るユーザー設定のプロパティを、Microsoft のページに合わせてカスタム プロパティと呼びます。

標準のプロパティは目に付きやすく、カスタム プロパティとドキュメント ライブラリのプロパティは見落としやすいものです。カスタム プロパティは、だれが加えたものでも、消すまで残ります(テンプレートから値が入る仕組みはWord のプロパティの記事にあります)。ライブラリのプロパティは、ファイルをライブラリに保存したときに別の人が入力したものかもしれません。

.xlsx の中の置き場所

Excel ブックのカスタム プロパティとライブラリのプロパティ、その置き場所
もの持てるもの.xlsx の中の場所
カスタム プロパティ任意の名前と、テキスト・時刻(日付)・数値・はい/いいえの値docProps/custom.xml の property 要素 1 つずつ。名前は name 属性
セルにリンクしたカスタム プロパティブックの名前付きセルやテーブルから取った値同じ要素。セルやテーブルの名前が linkTarget に入る
ライブラリのコンテンツ タイプライブラリが割り当てたコンテンツ タイプの IDdocProps/custom.xml の ContentTypeId という名前のカスタム プロパティ。名前は docProps/core.xml の cp:contentType に入ることもある
状態Draft、Reviewed、Final(下書き・確認済み・最終)のような言葉docProps/core.xml の cp:contentStatus
ライブラリの列の値列に入れた値(担当者、案件や事件の番号、取引先、部署など)customXml/ の下の、ルートが p:properties のカスタム XML のパーツの documentManagement 要素の中
列の定義列の内部名と表示名ルートが ct:contentTypeSchema の別のカスタム XML のパーツ
カスタムのドキュメント情報パネル設定の 1 つとして、パネルに使う InfoPath フォームの場所ルートが customXsn のカスタム XML のパーツ

最初の 2 行は、ファイル形式の規格 ISO/IEC 29500-1(第 1 版)を載せている Microsoft の Open XML SDK のページCustomDocumentProperty からです(機械翻訳で、原文は英語です)。この要素は「1 つのカスタム ファイル プロパティを指定します」とあり、linkTarget は「このカスタム ドキュメント プロパティの値を抽出するテーブルまたは名前付きセル (SpreadsheetML の場合) を指定します」とあります。つまり、セルにリンクしたプロパティは、ブックの数字や名前をプロパティにもう一度持つことがあります。続けて規格は、リンク先(文中ではブックマーク)が存在しない場合、「このリンクは壊れていると見なされ、キャッシュされた値は保持されます」と書いています。プロパティは、どのシートにももう無い値を持ち続けることがあります。状態については、Microsoft のリファレンスPackageProperties.ContentStatus が「ContentStatus値の例には、"Draft"、"Reviewed"、"Final" などがあります。」と書いています。

SharePoint についての行は、Microsoft の SharePoint 2007 向けの開発者向け資料からです。以前のバージョンの資料として残されているものです。ページ「ドキュメント プロパティとコンテンツ タイプ」は、ドキュメントに割り当てられたコンテンツ タイプが列を含む場合、「その列の値は、ドキュメント プロパティとしてドキュメント自体に格納されます」と書いています。コンテンツ タイプ ID は「ファイルのカスタム ファイル プロパティ部分のカスタム ドキュメント プロパティとして、ドキュメント自体に格納されます」とあり、列の定義は「customXml セクションの contentTypeSchema データ ストア アイテム」に格納されます。カスタムのドキュメント情報パネルの属性には「カスタム パネルとして使用する Microsoft Office InfoPath フォームの場所」などがあり、ドキュメントにレベル下げ(このページの訳では「降格」)されたデータ ストア アイテムは「customXsn のルート要素」を持ちます。ページ「ドキュメント情報パネルとドキュメント プロパティ」は、列の値そのものは「プロパティ データ ストア アイテムの documentManagement ノードに含まれます」と書き、コア ドキュメント プロパティに対応付けられた列として「コンテンツの種類」と「ステータス」を挙げ、「コンテンツの種類の ID プロパティは、ドキュメントから、そのドキュメントが保存されるドキュメント ライブラリにレベル上げされることはありません。」とも書いています。どちらのページも、こうしたパーツは itemN.xml という名前で N は任意の番号なので、パーツの名前ではなくルート要素や名前空間で見分けるよう書いています。ファイル名ではなく中身で探してください。

写しにも残ることがある理由

「ドキュメント情報パネルとドキュメント プロパティ」のページは、値が両方向に動くと書いています。ドキュメントのプロパティの値は「ユーザーがドキュメントの列を更新したときに、列値としてドキュメント ライブラリにレベル上げされます」とあり、ライブラリの画面で列の値を更新した場合は「新しい値はドキュメント プロパティとしてドキュメントそれ自体にレベル下げされます」とあります。ファイルの中にある値は、そのファイルのどの写しとも一緒に動きます。ダウンロードしたもの、そこから作ったメールの添付、USB メモリーに写したファイルです。ただし、これらのページは SharePoint 2007 についてのもので、Microsoft 365 の SharePoint が、ダウンロードするファイルにどの列の値を書き込むかを説明した今の Microsoft のページは見つかりませんでした。どちらとも決めつけずに、送ろうとしている写しを確かめてください。

このように値がレベル上げ・レベル下げされる仕組みから、2 つのことが言えます。1 つ目に、整理した写しをライブラリに戻せば、それはまたライブラリの中のファイルです。同じページは、ライブラリの列値を変更すると「新しい列値は、ドキュメントが次回ダウンロードされたときに、適切なドキュメント プロパティとしてドキュメントにレベル下げされます。」と書いています。整理するのは、ライブラリから出たあとの、外に出す写しです。2 つ目に、ライブラリの中だけのつもりの列の値、たとえば案件を割り当てた人の名前が、取引先が受け取るブックに入っていることがあります。

ドキュメント検査が扱うもの

Microsoft のドキュメント検査について説明したページは、Excel の[ドキュメントのプロパティと個人情報]の検査で見つけて削除できる項目に、「ドキュメント プロパティ ([<ドキュメント名> のプロパティ] ダイアログ ボックスの [ファイルの概要] タブ、[詳細情報] タブ、[ユーザー設定] タブの情報など)」「ドキュメント サーバーのプロパティ」「ドキュメント管理ポリシーの情報」「コンテンツ タイプの情報」を挙げています。別の[カスタム XML データ]の検査は、「ブック内に含まれているカスタム XML データ」を取り除きます。ドキュメント サーバーのプロパティについては、「ドキュメント管理サーバー上の場所 (ドキュメント ワークスペース サイトや Windows SharePoint Services に基づくライブラリなど) に保存されているブックには、サーバーの場所に関連する追加のドキュメント プロパティまたは情報が含まれる場合があります。」と説明しています。

同じページには制限も書かれています。ブックが「共有ブックとして保存されている場合は、コメント、注釈、ドキュメントのプロパティ、および個人情報を削除できません」とあり、先に共有ブックをコピーして機能をオフにするよう書いています。共有ブックについては共同編集と共有ブックの記事にあります。

Excel で確かめる

  1. ライブラリの外にある写し、たとえばダウンロードした写しで作業します。
  2. [ファイル]→[情報]を開き、[すべてのプロパティを表示]を選びます。ライブラリのプロパティがそこに出ていれば、それも含めてすべての値を読みます。
  3. [プロパティ]→[詳細プロパティ]を選び、[ユーザー設定]タブを開きます。Microsoft のページがカスタム プロパティを見たり加えたりする場所として案内しているタブです。相手に見せたくないものを書き留め、たとえば次の手順のドキュメント検査で取り除きます。
  4. Windows では、[ファイル]→[情報]→[問題のチェック]→[ドキュメントの検査]を開き、[ドキュメントのプロパティと個人情報]と[カスタム XML データ]を選んで検査し、見つかったものを削除します。
  5. 保存し、下の手順で写しをもう一度確かめます。

ファイルの写しで確かめる

  1. .xlsx の写しを作り、拡張子を .zip に変えて展開します。
  2. docProps/custom.xml があれば開きます。property 要素の 1 つ 1 つがカスタム プロパティです。name 属性と値を読み、linkTarget と ContentTypeId を探します。
  3. docProps/core.xml を開き、作成者や日付のほかに cp:contentStatus と cp:contentType を探します。
  4. customXml のフォルダーがあれば、item のファイルを 1 つずつ開きます。ルートが p:properties のものは、documentManagement の下にライブラリの列の値を持ちます。ルートが ct:contentTypeSchema のものは列の名前を、ルートが customXsn のものはカスタムのドキュメント情報パネルの設定(フォームの場所を含む)を持ちます。ほかの item は、アドインやほかのシステムのものかもしれません。それも読んでください。
  5. この方法で何も見つからなくても、分かるのはこの検索で見つからなかったことだけで、ほかに何も無いとは言えません。

ScrubDrop がすること

ScrubDrop は .xlsx をブラウザーの中で読み、ファイルはアップロードしません。無料版は 1 回に 1 ファイルで、文書のプロパティを数と最初のいくつかの見本で一覧にし(カスタム プロパティは名前と値で出ますが、数に入っていても見本に出ないことがあるので、[ユーザー設定]タブか docProps/custom.xml も読んでください)、取り除きます。コア・拡張・カスタムのプロパティのパーツをまるごと外すので、カスタム プロパティ(セルにリンクしたものを含む)、ContentTypeId、状態、コンテンツ タイプが一緒に消えます。ただし、状態(cp:contentStatus)とコンテンツ タイプ(cp:contentType)は数にも見本にも入らないので、docProps/core.xml で確かめてください。カスタム XML のパーツも、ほかに扱う種類の隠れたデータと一緒に名前で一覧にし、コメントを取り除き、変更履歴は承諾して取り除きます。

ライブラリの列の値は、タイトルや状態のようにコア プロパティに対応付けられたものを除き、プロパティではなくカスタム XML のパーツにあるので、無料版ではファイルに残ります。カスタム XML のパーツを取り除くのは ScrubDrop Pro で、列の値、列の定義、パネルの設定も一緒に取り除きます。一覧は最初のいくつかのカスタム XML のパーツをファイル名で示すだけで、中身は示さないので、何が入っているかを知りたいときは上のとおり item のファイルを読んでください。結果は別のパーサーで読み直し、通らなかったファイルは渡しません。ScrubDrop はライブラリの中のファイルを変えません。整理したファイルをライブラリに戻すと、ライブラリで列の値を入れたときや変更したときに、また値を持つことがあります。

よくある質問

SharePoint からブックをダウンロードすれば、ライブラリの列は消えますか?

当てにしないでください。Microsoft の SharePoint 2007 向けの開発者向け資料は、列の値がドキュメント自体に格納されると書き、変更した値は「ドキュメントが次回ダウンロードされたときに」ドキュメントに書き込まれると書いています。Microsoft 365 の SharePoint がダウンロードに何を書き込むかを説明した今の Microsoft のページは見つかりませんでした。ダウンロードした写しの、[ファイル]→[情報]のプロパティと、ファイルの中のカスタム XML のパーツを確かめてください。

[ユーザー設定]タブを空にすれば、SharePoint の値は消えますか?

すべては消えません。[ユーザー設定]タブのプロパティとコンテンツ タイプの ID はカスタム プロパティのパーツにありますが、ライブラリの列の値は、タイトルや状態のようにコア プロパティに対応付けられたものを除き、カスタム XML のパーツにあります。カスタム XML のデータも、たとえばドキュメント検査の[カスタム XML データ]で取り除き、写しの customXml のフォルダーを確かめてください。

カスタム プロパティがセルの値を示すことはありますか?

あります。ファイル形式では、カスタム プロパティがブックの名前付きセルやテーブルから値を取れるので、シートにある数字や名前をプロパティがもう一度持つことがあります。リンク先が無くなった場合、規格はキャッシュされた値を残すと書いています。docProps/custom.xml の linkTarget を探し、相手に見せたくないならそのプロパティを消してください。

出典:このページからリンクした Microsoft のページは 2026 年 10 月 28 日に確認しました。ScrubDrop は Microsoft と提携していません。

.xlsx が持つプロパティとカスタム XML を確かめてください。ブラウザーの中で動き、アップロードしません。無料版は 1 回に 1 ファイルで、ScrubDrop が扱う種類のうち見つけたものはすべて一覧にし、プロパティ・コメントを取り除き、変更履歴は承諾して取り除きます。ファイルを確認